師走に置いてかれる

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『グランド・セフト・オート:トリロジー』面白かったランキング

グランド・セフト・オート:トリロジー』および『GTAシリーズ』のネタバレに注意

 

 

 

 

 

2021年11月12日に、ロックスター・ゲームスより発売された本作。2000年代に発売された『3』、『バイスシティ』、『サンアンドレアス』をリマスターした決定版。

筆者はバイスシティ→3→サンアンドレアスの順にクリアした。『GTA5』のみプレイ済み。

 

 

1. サンアンドレアス

順番として一番最後にプレイした本作。前2作をやる中で、操作性やシステム面で苦しいと感じる部分が多かったのだが、操作性はともかく、システム面ではおそらくこのサンアンドレアスで、5にまで続く箱庭の中での遊びが確立されたという気がする。

前2作では、あまりストーリーを進める以外の遊びが少なかったのだが、本作は筋力や体脂肪などのシステム的に基礎的な要素が追加され、序盤からやれることが多く、RPGに近いような遊びが楽しかった。

ストーリーは若干長いという気がしないでもないのだが、これもやはり遊びの要素が増えたことで結果的には楽しくプレイできたと思う。前2作とは比べ物にならないほど広がったマップを駆使した、横断的な物語は冒険に近かったと感じる。

評判通りの傑作だというのは間違いないが、ゼロのミッションであるラジコンの操作性は、正直にゲームとして破綻してるレベルで不快なものだったのが残念ではある。しかしこれはクリアに必須のものではないので、スルーすることも可能。

 

2. バイスシティ

クリアした順番としては一番最初なのだが、実は最初は発売順に3をクリアしてから次に行こうと思っていた。詳しくは後述するが、3の古典性にビックリしてしまい、まずバイスシティからやろうということになった。

操作性やシステムの面で特に3と変わった部分はなかったと思うが、マイアミをモデルにした舞台の雰囲気が3とは正反対な陽気なものだったので、より軽い気持ちで進められた気がする。

ゲームとして特に特筆すべきところはないのだが、トリロジーの中だとストーリーが一番好きではある。どうやら元ネタとして映画の『スカーフェイス』があるらしく、これは事前に観ておいたほうがほうが楽しめたのかもしれない。

ちなみに前述したラジコンのミッション以上に鬼畜だと思った『Cop Land』というミッションがあり、これを機にチートを解禁した。ラジコンの様に操作性が悪いというものではなく、単純に難易度が鬼畜だったと思う。

 

3. 3

トリロジーの中で一番最初に出た作品であり、GTAが3Dゲームになったという原典的な作品なのだが、それがゆえになかなか全体的に厳しかったという気持ちが強い。

前述したように、順番通り本作からプレイし始めたのだが、まずとても酔いやすいというのが一番しんどい部分ではあった。これについての原因は分からないのだが、バイスシティサンアンドレアスでは、長期の銃撃戦やラジコン以外ではおこらならなかったので、やはり何かしら未発達の部分があったのだろう。

またミッションもやはりレベルデザインが良くはなく、あまり良くない操作性と相まってかなり難しいゲームという感じがある。これは3だけでなくバイスシティにも共通のことだが、ミッションを失敗した場合、一番最初からやり直さなければいけないシステムがより苦しくしている。

 

総括

2024年現在において、とくに最新作である『5』をプレイ済みの場合は、システムの面で不便だと感じるところが多いのは間違いないだろう。

しかしながら、どの作品もGTAとしての楽しさや面白さというものは、粗がありながらも確かに存在していると感じる。特にストーリーやミッションの内容に関しては、この頃からとても愉快で格好良いものとして完成している。

最新作である『GTA6』が2025年に発売されるということだが、それまでに少なくとも『GTA4』はプレイしておきたい。