師走に置いてかれる

小説だったり映画だったり主に作品の感想が多めだと思います

【感想】思い出すと微笑むような休み【ぼくのなつやすみ2】

 前々から、夏休みにぼくのなつやすみをプレイしたいと思っていました。その時が来た。僕はPSVitaを持っているので、アーカイブスのぼくのなつやすみ2をプレイしました。それの感想です。ネタバレありなのであしからず。

 

 実はちょっとだけ、実況プレイとかで見ていたのでどんな雰囲気のゲームなのかは分かっていましたが、本当に懐かしい気持ちになる。僕は本作で描かれているような夏休みはあまり体験したことがないけど、それでも思い出のどこかを刺激されるような感じがします。全体的にそんな感じ。僕は本作のようなグラフィックに弱いようです。僕がプレイしたぼくなつ2はPSPにリメイクとして出されたもので、オリジナルはPS2なんですけど、僕が若干PSPへの思い入れというか思い出が多いこともあり、PSP版の方がグラフィックはいい味を出してると思います。㎰2版はやってないので分からないけど。

 

 夜に靖子姉ちゃんの部屋に行こうとすると、だんだんとクラシック音楽が聞こえてきます。これがなんというか、色々と感情を揺さぶりますね。夜の若干寂しさを感じるグラフィックも相まって、夏の夜感が凄まじいです。

 

 シリーズでは代表的な要素みたいですけど、虫相撲というものがあって、これがかなり楽しい。最初はコツとか強い虫とかが分からなくて全然勝てないんだけど、だんだん分かってきて、お気に入りの虫を強い虫に育てていくのがすごく楽しいです。でも僕は虫が若干苦手なので、正直ちょっと気持ち悪いですけど。とくにメスのカブトムシは完全にGです。

 

 ゲーム部分に関して。正直な感想を言ってしまえば、操作感はあまり良いとは思いませんでした。モッサリというかなんというか。でも操作性が求められるようなゲームでもないと思うので、やっていくうちに気にならなくなりましたね。

 

 サイモンっていう外国人キャラがいて写真家でなかなか面白いキャラなんですけど、彼の恋人はマジでびっくりしました。診療所で働いている看護婦さんだったとは。マジで意外な展開すぎて、声が出ましたね。看護婦さんは絶対に船動かしてる人と付き合ってると思ってたんですけどね。

 

 色々やってエンディングまでいくわけですけど、もうエンディング前からほとんどずっと泣きそうというか、心がだいぶ満たされてましたね。そんななかにエンディングのロケットですよ。BGMも相まって鳥肌が立ちっぱなしでしたね。ボク君が宇宙進出するというね。最高でした。エンディングの最後のほうで、この夏を絶対に忘れないというようなモノローグが入ったんですけど、本当にその通りになりそうです。

 

 最初のOPに靖子姉ちゃんの声でモノローグが入ると思うんですけど、これはオリジナル版には無くリメイク版で追加されたものらしいですね。これオリジナルをプレイ済みで、そのあともう一回リメイクの方でやったら凄い感動しそうですね。ちょっと羨ましいですわ。もちろんそのままでも感動しますけど。

 

 まだまだやりたいことがたくさんあるんで、もうちょっとは続けようと思いますけど、あまり入れ込み過ぎないようにしようと思います。なんというか、きっぱり終わらせたいんですよね。そういうゲームです。続けて別のぼくのなつやすみもやろうと思ったんですけど、やめました。ひと夏の思い出にしたいですよねやっぱり。また次の夏に取っておこうと思います。最高のゲームでした。またあしたと言っときます。

 

 

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